頭皮が乾燥する原因は洗いすぎ?薄毛に発展する前に対策を!

頭皮の乾燥は保湿機能に関係の深い皮脂膜が機能出来ていない場合が多いです。洗いすぎることでこの皮脂膜がうまく機能出来ない状況になってしまいます。

頭皮が乾燥する原因は洗いすぎ?薄毛に発展する前に対策を!

髪の洗いすぎは頭皮の乾燥を招いて薄毛の原因に!

頭皮が乾燥してフケやかゆみが増えたなあと感じたら、頭皮の乾燥が原因かもしれません。頭皮の乾燥は、元々肌に備わっている保湿機能が十分機能していない場合に起こりやすいです。

そして、頭皮も含めた肌の保湿機能に深く関係しているのが皮脂膜です。皮脂膜は洗い過ぎるとうまく機能しません。

皮脂膜を良好な状態に保つには、毎日の洗髪で適度に頭皮の汚れを落す事が大事です。ところが、大半の人が強い洗浄力のシャンプーによって、頭皮を洗い過ぎているんです。

頭皮を洗い過ぎると保湿がうまくいかずに乾燥してしまいます。頭皮の乾燥はなかなか気づきにくい場合が多いのですが、自覚するくらいの症状があるなら早目に対応するのが無難です。頭皮の乾燥は高い確率で薄毛に発展してしまいますので。

ナゼ洗いすぎるの?特に女性は洗いすぎる人が多い!?

洗い過ぎは特に女性に多くみられます。そもそも皮脂を分泌する量というのは、男性ホルモンの影響により、女性は男性の約半分です。なので、女性は男性ほど洗う必要もないんですね。

どうしても頭皮が乾燥するとかゆみを伴う場合が多いので、頭皮の洗浄が不十分と勘違いして洗いすぎる場合が多いです。しかし洗い過ぎは逆に頭皮の乾燥を悪化させる場合が多いんです。

髪のトラブルで一番間違いやすい対応のひとつが洗い方です。乾燥にかぎらず、頭皮の臭いや薄毛で悩む方は頭皮の洗浄が足りないと考えがちなんですね。この気持も分かるんですけどね。

しかし洗いすぎでむしろトラブルが悪化する場合が多いので、適切な洗浄方法にするのは必要です。洗い方を改善するだけで髪の毛に関するトラブルはかなり解消が見込めます。特に頭皮の乾燥は洗いすぎによる影響が大きいです。

洗いすぎて皮脂膜による保湿機能が不十分!?

ナゼそんなに洗いすぎが良くないかというと、頭皮に限らず皮膚の表面には皮脂がありますが、この皮脂はすべて洗い流したらダメなんです。

一定量の皮脂は無くてはならない存在です。この皮脂を原料に、皮膚の表面に居る皮膚常在菌という菌が、皮脂膜というものを作ってくれています。

この皮脂膜が皮膚にとってはものすごく重要で、どのような高価な美容液にも劣らない天然のクリームなんです!美肌には欠かせない皮脂膜ですが、当然頭皮にも存在しちょうど良い状態に保湿してくれます。

洗いすぎる事によって、この皮脂膜にダメージを与え、洗い流すことになりますし、皮脂膜の原料である皮脂さえも洗い流してしまっている場合が多いんです。

シャンプー選びは要注意

特にシャンプーには注意が必要です。一般的に市販されているシャンプーは石油系合成界面活性剤を使用しており、洗浄力がものすごく強いんです。

経皮毒の心配もかなり深刻なので、頭皮の乾燥や薄毛などの症状がなくても、安全なアミノ酸系のシャンプーを日頃から使うようにした方が良いです。

特に小さいお子さんがいる家庭では石油系合成界面活性剤のシャンプーは極力使わないのが無難です。体が小さいので影響はものすごく大きいですので。

そもそも髪や頭皮の汚れはお湯だけでも8割くらいは落とせます。よっぽどイイカゲンな洗い方をしない限り毎日1日1回洗っていれば、頭皮の洗浄不足というのは殆ど無いと考えて良いでしょう。

市販のシャンプーはどうしてダメなの?

一般的に普通に売られているシャンプーは、石油系合成界面活性剤を配合されており、それによって皮脂膜や皮脂を過剰に洗い流してしまいます。

「そんな事したら頭皮や髪はカラカラに乾燥するんじゃないの?」と特に今回の記事を読んで頂いた方は思われるでしょう。しかし、このようなシャンプーにはシリコンという化学物質も含まれており、乾燥した髪や肌をコーティングする事によって乾燥を防いでいるんです。

つまり強い化学物質である石油系界面活性剤で過度に頭皮や髪の汚れを落とし、そこにさらに化学物質であるシリコンで欠点をカバーしているという訳です。

このような化学物質は頭皮や髪だけではなく、あなたの体に様々な悪影響を与えます。もちろん頭皮にも、毛穴に不要な物質が詰まったり、育毛剤などからの栄養分の吸収を妨げたりします。

しかし日常的に使用しても、そんな事が頭皮で起こっているなんて思わないのが厄介なんですね。

このようなシャンプーは洗った後の爽快感や臭いなどを調整する為に、色んな添加物が配合されているからです。それにこれら化学物質は安価なため、メーカーのコスト削減理由もあるんです。

そう考えると、市販のシャンプーは恐いんですよね。洗い流すとはいっても完全に残らないようには出来ませんし、皮膚からもこれら有害物質を吸収してしまいますから。

皮脂膜にはこのような有害物質をバリアする働きも持っているのですが、石油系合成界面活性剤で皮脂膜さえもうまく機能しない状態ですからね。

頭皮や髪のトラブルが発生しても何ら不思議では無いんです。アレルギーの方が年々増加しているのは、このような有害な化学物質の影響が大きいです。

まとめ ― 頭皮の乾燥は洗い方を見直す事が大事!

頭皮が乾燥しているという事は、保湿がうまくいっていない事が多いので、頭皮の保湿を司る皮脂膜を十分に機能させることが大事です。

その為にはシャンプーに問題があるような方は、その方法やシャンプーそのものも見直すのが良いでしょう。

シャンプーもなるべく無添加で安全なものを使用した方がいいです。まずは正しいシャンプーの手順を覚えて、シャンプー自体も安全なアミノ酸系シャンプーに変えるのが望ましいです。

シャンプーを見直すと、育毛剤の吸収も活発になりますので、同じ量使ったとしても結果が変わってきます。薄毛に悩んでおり、頭皮の乾燥も気になる方は、育毛剤の使用とともにシャンプーも安全なものに変えるのが良いでしょう。

そもそも薄毛や頭皮の乾燥など、髪に関するトラブルが無い方でも、市販の石油系合成界面活性剤のシャンプーを使っている方は、安全なシャンプーに変えたほうが無難です。